交通事故には気をつけよう!
こんにちはpurinです。
今回はポケモンとは全く関係ありません。
交通事故のお話をします。
なんで唐突にこんなことを書くの?という話になりますが
事の発端は、昨年の8月も終わり頃僕自身がバイト中に車と衝突し交通事故に遭ったところからスタートします。
↓の記事にも少し内容は書いてあります。
http://1purin.hatenablog.com/entry/2019/06/25/204442
僕は人生初めての交通事故。人生初めての骨折を負いました。
(知ってる人からすると、お前怪我ばっかしてるのに骨折初めてなんて嘘だろと思うかもしれませんが、骨折はこの経験だけです。)
右肩鎖骨粉砕骨折。
2ヶ月間完全固定。寝る時も固定用バンドをしたまま寝ないといけない。
風呂に入るときだけ、バンドを外すことが許可されていましたが
固定用バンドの構造上、どうあがいても一人で外すことはできません。
20歳を越えて、親と風呂に入らなくてはならない生活でした(実家暮らしで良かったなと思った瞬間でもあった)
また、利き腕であったため生活も不自由でしたね。
まぁ、怪我を負った本人は根っからのバカなのでこの状態でポケカのCLに出ていたらしい…。
という話は置いておきます。
さて、僕は実家暮らしですが様々な事情でお金が足りていかったので死ぬほどバイトをしていました。
簡単に言うと月10万を切ったことが1年半のバイト生活で2回しかありません。
(切った2回は8.8万と9.6万です。とある月は160時間バイトしてたこともあるらしい。)
バイト中に事故というワードで薄々察すると思いますが、僕のバイトは某宅配サービスのデリバリースタッフでした。
骨折している腕ではバイトをするなんてもってのほかです。
あれ?給料…なくないか?…
そうなんですよ。給料ないんですよね、
どうやって生活するの???
って話になります。
卍保険卍
はい。保険です。
交通事故の内容に関しては詳しく書いていませんが、車vsバイクであったこと、基本的に僕が交通ルールに従っていたため事故の過失割合が相手方のほうが圧倒的に大きい状態でした。
また、被害者の僕は重傷を負っています。
この場合、普通の人の認識は相手方に治療費と慰謝料がもらえるという認識だと思うのですが…
休業損害保障
というものがあります。
事故が要因で働けなくなった場合、その間の取得することができたであろう金額を負担させることができます。
ここで疑問です。
Q.アルバイトでしょ?そんなのできるの?
A.できます。アルバイトもれっきとした労働です。休業損害保障受け取れます。
ただ、所詮アルバイトなので給料に大幅なブレがありますよね。
なので、正社員と比べて評価基準が異なります。
昨年度の確定申告の金額と直近3ヶ月の給与平均をもとに毎月の給与扱いとして働けるまでの間休業している扱いとして保障を受け取ることができます。(保険会社等によって基準は異なるらしいですが大体は変わりません)
この休業損害保障のお陰で僕は無事に生活を行うことをできました。
僕の場合はバイクを運転していたので、精神的に乗れないことをいいことに(実際問題、バイクは二度と乗れないと思います)、バイト乗れないので…と言って
完治認定が出るまで休業してました。
とりあえずの生活は問題なさそうですね。
さて次です。
慰謝料
ってやつですね。
こいつが曲者です。
基本的に示談や裁判のあとに受け取れる金額なのですが
治療中期間の立ち回りによって受け取れる金額が変わります。
端的に言うと「病院にいけ」です。
基本的に慰謝料は入院日数及び通院日数に応じて受け取れる金額が変わります。
日数が多ければ多いほど受け取れる金額が増えます。
後ほど説明しますが、国が定めている自賠責基準というものでは一日につき4200円とされています。
ただ色々基準があって、毎日行っても全額が出るわけではありませんが、基本的には一回行くと4200円です。
休業損害保障とは別になります。
行き得ってやつですね。
実際問題、がめつい内容だなと思うかもしれませんが
特に関節部位は長期間の固定していると全く動かなくなるのでリハビリに行かないと機能回復具合があまりよろしくない状態になってしまうのでできる限り行ったほうがいいです(経験談)
てなわけで、特に急いでお金がほしいとかではなく
利き腕の機能をしっかりと回復させたい僕は10ヶ月程度かけて治療をしていました。
結果、キャッチボールできるくらいには回復しましたが、未だに右肩のだるさとか関節動きが悪いとか残りました。
この状態で2ヶ月ほど、症状が固定されたので治療が完全に打ち止めになりました。(症状が固定されたら治癒の扱いになります)
さて、ここから示談の開始です。
治療期間や事故の過失割合をもとに保険会社がこの金額でと提示してきます。
おいまて、うそだろ?
10ヶ月の期間治療していたのにも関わらず、提示された金額があまりに低かったのです。
さて、前述にも出てきましたが
保険のときに支払われる金額にも基準があります。
自賠責基準(国の基準)
任意保険基準
弁護士基準
の3つです。
基本的には
弁護士基準>任意保険基準>自賠責基準の順で金額が設定されていると言われています。
(自賠責基準と弁護士基準は国及び弁護士内で共通の基準となっているため改訂がない限り変わることはありません。任意保険基準は保険会社によって異なります。)
僕が提示された金額は体感ですらあまりに低かったので、文明の利器(インターネット)をお借りして調べてみました。
自賠責基準より圧倒的に金額が低いんだが????
お相手が保険会社に入っている場合は、被害者と保険会社のやり取りになります。
僕は、提示された金額があまりに低かったので保険会社に電話をしました
僕「あの金額低いんですけど」
保険会社「うちではこの金額になります」
僕「自賠責基準より低いのはありえなくないですか。」
保険会社「弊社の保険会社の基準はこちらになるので…」
僕「弁護士に頼むとなるとそちらも支払う金額増えませんか?金額あげれませんか」
保険会社「無理です。そんなに言うなら弁護士に頼んでください」
コイツら正気か?w
僕は加害者の方が事故後対応とかが親切だったのであまり長期化させたくない(実際問題、手続きは全て保険会社が行っているので加害者の方は一切関係ないのですが)とか思っていたので自賠責基準より高くて弁護士基準より低いくらいでいいなぁとなっていたので軽い相談だったのですが、保険会社の対応があまりにひどかったので僕は決意しました。
加害者の方には若干申し訳ないけど、弁護士に相談に行こう。
早速、弁護士に相談に行きました。
こちらの事故の説明や怪我の症状等説明し終わった最初の弁護士の一言
「確定でX万は増やせます」
やっぱりそうだよね、俺の計算間違ってなかったよね。
弁護士って過去の事例を元に出すのでこの手の交通事故はよくあるパターンの一つだったので負ける要素がなかったらしいです。
そのまま弁護士にお願いしました。
が、これで終わりません。
弁護士「骨折されてるそうなんですけど、障害等級の申請ってされました?」
ナニソレ。
障害等級とは
労災の一種です。労働中に負った怪我等で国が保障するものになります。症状によって等級が分類されています。
保険会社から何も言われてないし、申請もしていません
弁護士「認定出すのに1万円かかるんですけど、認定されるともっとお金増えますね。ついでに申請に出した1万円も帰ってきます。ガチャですね」
いや、弁護士がガチャとか言うなw(ガチで言われた)
まぁ、ともかくそのような制度なあり、僕のような症状だと出る可能性があるらしかったです。
いやでも、僕もう治ってるんだよな…
キャッチボールできるし…。
弁護士「これ、今完治してても書類上のみの審査なのと、治癒期間の症状とかで判断するので完治してても出ることあるんですよね。」
いや、意味わからんぞ
まぁともかく、1万円でガチャできて
まぁ外しても弁護士に頼むことで確定で金増えるのでやってみるかってやってみました。
書類をそろえたり申請したりで、ここから更に3ヶ月ほどかかりました。
結果。
障害等級認定されました
えっ。
ガチャに当たったらしい。
これで終わりかな?と思ったら
弁護士「等級でたので、保険会社に交渉行ってきます」
交渉なんのこと?出て終わりじゃないの?
調べてみました。
そもそも障害等級って身体の一部の機能が失われたと判断され認定されるものなので
障害等級が出た場合、身体に不利益が出ているので、今後労働するときに得られていた可能性がある賃金を正しく受け取れなくなる可能性があるとして、慰謝料を請求できるそうです。
意味わかんねぇよ。
僕は弁護士に任せきりなので完全に蚊帳の外でしたが弁護士と保険会社で殴り合いがあったと思われます。
一ヶ月後
弁護士「なんか、保険会社が過失割合で折れないから、ほぼ勝てるので裁判にしていいですか?問題はここから追加で一年かかるんですけど…」
既に蚊帳の外の僕は、いや別に何もしないで金増えるならええか、とか言いながら裁判でも問題ないですって裁判を起こすことにしました。
よくよく考えると、証言として法廷に行くとか行かないとかあってめちゃくちゃ面倒くさいけど貴重な経験ができる?とか謎の期待を膨らませていました。
一週間後
弁護士「保険会社が折れたので僕の言い分で示談になりそうです。後ほど連絡します」
そうですか。僕の謎の期待を返して!?
まぁ、ともかく弁護士の言い分を通して示談で解決になりました。
具体的な金額は控えますが、当初この金額で示談しろと言われた10倍になりました。
(しれっと恐ろしいことを言うな)
なんやかんなや事故開始から1年と4ヶ月で示談の流れとなりました。
ここまでの長文で言いたかったことは
もし、自分が加害者になってしまった場合
任意保険に加入していないと、やばい(本当にやばい)金額を自腹しないといけないこと。
もし、事故に遭ってしまった時
過失割合が明らかに相手が悪い場合
弁護士にゴネ得。最近の弁護士は相談は無料なのでね。聞いたほうがいいです。
家族の大切さ。友人の大切さ
いなかったら生活できてませんでした。
本当にありがとうございました。
バイクというものはとても便利ですが、めちゃくちゃ危険であるということ(自分を守るものは服だけです。やばいよね)
僕自身は右肩にハンデキャップを背負ってしまいましたが、いろんな意味でいい経験をできたとプラスに捉えています。
また、支払われる金額を見て世の中に当たり屋たるものが生まれる事実をめちゃくちゃ理解しました。
僕自身、もう一回事故にあいたいかと問われると支払われる金額を知っていたとしも二度と御免です。
最後に、
事故に遭わないようにすること、事故を起こさないようにしましょう。
それでは。
purin